MLB におけるリーグの仕組みは？日本との違いは？やさしく解説！

MLBは「アメリカのプロ野球リーグ」です。

MLB＝Major League Baseball（メジャーリーグベースボール）。

そんなMLBですが、日本のプロ野球に慣れ親しんでいる日本人からすると、当然いくつか違いがあります。

リーグの下位層に「地区」という概念があり、1リーグに東・中・西と3地区あります。

・アメリカ＞MLB＞リーグ＞地区＞チーム名

・日本＞NPB＞リーグ＞チーム名

日本＞関東地方＞東京都＞中央区＞日本橋のように、

上位層と下位層の位置関係を把握します。

さらに、日本はリーグ優勝チーム同士の争い（日本シリーズ）と単純です。

一方、アメリカは「ワイルドカード」や「地区優勝」という聞きなれない表現があり、

若干システムが複雑で馴染めないかもしれません。

MLB におけるリーグの仕組みは？

毎年のように日本でもファン数が増えるMLB。

そうはいっても、海を渡った大国の出来事ですので、能動的に情報をつかみにいかないと縁がないのも事実。

仕組みを知るために、まずは1つ1つ整理していく必要があるでしょう。

ブルージェイズ以外は都市名はあえて除いています。

ここで、１つの疑問が生じます。

チーム数が奇数であるということです。

日本は1リーグに6チームあるため、3試合が行われます。

雨天中止がない限りセ・リーグで3試合、パ・リーグで3試合がシーズン中に行われます。

一方、MLBはこうなっています。

同じ地区で対戦すると1チーム余ります。

そこで「インターリーグ」というものがあります。

「インターリーグ」は日本でいうところの「セ・パ交流戦」に相当します。

ただし、日本のように日程は集中しておらず、シーズンを通して対戦するシステムになっています。

日本との違いは？

	日本（NPB)	アメリカ（MLB)
優勝	日本シリーズ	ワールドシリーズ
リーグ優勝	シーズン中の勝利数	リーグチャンピオンシップシリーズ
クライマックスシリーズ	〇	存在しない
地区優勝	存在しない	〇
ワイルドカード	存在しない	〇
リーグ数	２	２
地区数	存在しない	6
リーグチーム数	6	15
総チーム数	12	30
交流戦	セ・パ交流戦	インターリーグ
収益（コロナ前の年）	1800億円	1兆1500億円

アメリカのMLBの優勝争いがワールドシリーズとなっています。

事実上の世界一のタイトルを決めるための試合です。

一国だけで行われている年間を通した大会で「ワールドシリーズ」と名付けているあたりがスゴイです。

「ワールドシリーズ」はアメリカシリーズ^仮）に改名して、

日本シリーズの優勝チームとアメリカシリーズ^仮）の優勝チームが

世界一のタイトルを争う。そのタイトル争いを「ワールドシリーズ」としてほしい…と思うばかりです。

100年続くMLB、プロリーグは当時アメリカにしかなく、すごい歴史があります。

当時、新聞社ワールドがスポンサーだったからということで、「ワールドシリーズ」と言われています。

アメリカシリーズ^仮）

…全米シリーズ^仮）…どっちでもいいか！